冷え性・不妊症・逆子

8冷え性・不妊症・逆子でお困りの方。(婦人科疾患)

冷え症
冷え症には次のような原因が考えられます。
 体温調節の大事な手段に血液による熱の運搬があります。
自律神経の働きにより、身体の冷えた部分に温かい血液を必要な量送り込むのですが、自律神経の働きがみだれると血管運動神経が障害され血行不良状態となり、冷えを感じます。
 さらに、この冷えの不快感がストレスとなり、自律神経機能のみだれを増すため、血行不良状態を慢性化させるという悪循環を作り出します。
 また、外気が冷たくなると、脳や内臓が正常に働くために必要な熱を、身体から逃がさないために、手足などの毛細血管を収縮させます。そのため末梢部分での血行不良が起こります。ここまでは、誰にでも起こる正常反応なのですが、冷え症の場合、その後外気が暖かくなっても、毛細血管の状態がなかなか元に戻らず慢性的な冷えを感じることになります。

 その他、低血圧や貧血、運動不足で、末梢部分の毛細血管まで十分な血液が送れないなどの理由が考えられています。
血行不良はその他の症状を引き起こします。
 冷え症の原因である血行不良はさらに肩こり、腰痛、肌荒れ、むくみなどをひき起こします。

 血行不良の状態では筋肉を使うと発生する疲労物質(乳酸)が、毛細血管の中を流れにくくなり、筋肉の中に溜まってしまうため、肩こりや腰痛をひき起こします。
 また、毛細血管が収縮した状態が続くと、健康な肌を作るために必要な物質が届かず、新陳代謝ができにくくなり、肌荒れの原因になります。
 この他にも、血行不良は様々な症状をひき起こしますが、冷え症の方は慢性的にこの状態が続いていることになり、なるべく早期に改善することが望まれます。

 東洋医学研究所®では、長年に亘りこのような冷え症の治療をさせて頂いております。
 生体制御療法(黒野式全身調整基本穴の使用)のはり治療により、総合的統御機構の活性化を行い、自律神経の働きを正常にし血行不良を改善します。
 是非、継続的なはり治療をお勧め致します。
不妊症
不妊症の原因は大きく2つに分類されます。
 妊娠は射精から着床に至るまでの多くの行程が正常に働いて成立します。この行程のどこに問題があるのかを確かめるのが一般不妊検査です。
 不妊症は 一般不妊検査により、何らかの原因がある器質性不妊と、原因がない機能性不妊とに分類されます。

 器質性不妊には、全不妊症の30~40%を占めるといわれる男性不妊や、女性側の卵管閉塞、卵巣機能不全、子宮内膜症などのはっきりした原因があります。

 一方、機能性不妊では、身体的・精神的・社会的・経済的ストレスなどにより、生体の総合的統御機構に問題が生じ、生殖機能の働きが円滑に行われなくなり、妊娠する力の低下を招くことが考えられます。
不妊症に対するはり治療の研究報告がなされています。
 過去、(社)全日本鍼灸学会学術大会において東洋医学研究所Rグループの鈴木裕明先生を中心に、不妊症に対するはり治療の効果について数多くの報告がなされています。
 これらの報告では、機能性不妊に対する鍼治療の有効性が示されています。 東洋医学研究所Rでは、不妊症に対してはり治療を施し、全身の調整をすることにより、妊娠する力の向上を目的としたはり治療をさせて頂いております。
 さらに、西洋医学的な一般不妊治療や高度生殖医療の理解を深めることにより、不妊症の方のおかれている状況を把握し、はり治療の果たす役割をわかりやすく説明させて頂いております。  是非、副作用のないはり治療を受けられることをお勧め致します。
逆子
原因は、はっきりしないものがほとんどです。
 はっきりとした原因が認められない場合がほとんどですが、子宮の形に異常があったり、子宮筋腫が存在したり、胎盤の付着位置が下にあったりすることが原因となる場合もあります。
 ふつう、触診で診断できますが、超音波診断を行えばより確実です。妊娠8ヶ月までは自然に治ることもあります。
はり灸治療による効果が報告されています。
 一般には、母体の外側から手で胎児を回転させて骨盤位を頭位に正す方法もありますが、胎児に危険がおよぶ懸念があるため最近ではあまり行われません。また、母親が膝肘位(胸膝位)という特別な体位をとって胎児の自発的な回転をうながす方法もありますが、これも必ずしも成功するとするとはかぎりません。
 そこで、鍼灸治療ですが、至陰という経穴(ツボ)を使った治療が知られています。
 妊娠7ヶ月では、胎児がよく動くため再度逆子になってしまうことがあり、8ヶ月~9ヶ月が治療の時期としては適しています。
 9ヶ月を過ぎると胎児が大きくなっているので子宮の中で回転するのが困難になり治療が難しいといわれています。
 逆子に対するはり灸治療の効果についての報告は、(社)全日本鍼灸学会の学術大会でも行われています。藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院の川瀬らの報告では、至陰の他に三陰交と湧泉という経穴(ツボ)を使った灸による治療効果について矯正率95.9%と報告しています。

  東洋医学研究所Rでも、逆子に対するはり灸治療をさせて頂いていますが、時期的な問題など特殊な場合を除いて、ほとんどよい結果が得られています。
 さらにはり灸治療により出産に対する不安をやわらげ、安産に導くことができると考えます。  是非、副作用のないはり灸治療を受けられることをお勧め致します。
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